家庭菜園をはじめよう!鉢でバジルを育てる方法
バジルとは
バジルはピザやパスタ等のイタリア料理に良く使われますから、日本でもおなじみです。地中海沿岸原産の多年草ですが、日本の冬の寒さは超えられないので、一年草としての扱いになっています。
次の年もまた育てたいのであれば、種を取って春に巻くか、新たに苗を買って新しいものを育てる方が良いです。
「コンパニオンプランツ」という一緒に育てると良いとされる植物はトマトです。
というのも、バジルは水が沢山ほしい性質ですが、トマトはその性質上、余り水を多く含ませなくても良く水が少ない方が甘くなります。
一緒に育てるとおいしいパスタ料理の材料に使えそうです。
鉢でバジルを育てる方法
一般的にハーブというと、乾燥には強いものですが、バジルはハーブなのに乾燥に弱いので水やりが重要です。
夏は朝夕2回、春と秋は1日1回で良いのですが、土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。
冬に近付き寒くなってくるとバジルは枯れてしまうので、それまでは十分に面倒を見てあげると良いです。
バジルには、水はけと水もちがよい土が必要です。
初心者の方なら使い勝手のよいハーブ用の土を選びましょう。
植えつけから1ヶ月で肥料が不足しますから、固形肥料や油かすを月に1回か、液体肥料を1週間から10日に1回施しましょう。
肥料不足とわかるのは下のほうの葉が黄色くなってきた時ですから、注意して様子を見ることをおすすめします。
肥料はしっかりとこまめに与え、バジルが元気でいられる秋までよく面倒をみてあげると良いです。
バジルに良い場所は日当たりと風通しのよいところです。
強い香りを育むには光をしっかりと当てることですが、夏場に強すぎる光にあたると葉をかたくしてしまうこともあるので、気を付けましょう。
やわらかい生のバジルを楽しみたいというのであれば、半日陰で管理するとちょうど良い感じになります。
室内栽培は、バジルに合う日当たりと風通しを確保できないでしょうから、やめておいた方が良いです。
バジルを剪定するには、先端の芽をカットする「摘心」という作業が大事です。
摘心の適期というと、葉が込み合っている時期です。
カットすると、その部分から枝分かれして生長しますから、葉の収穫量が増えます。
葉がこんもり茂っていたら蒸れ防止も必要ですから、収穫も兼ねて余計な葉をどんどんカットすると良いです。
また、バジルは秋になると枯れますから植え替えはしなくて良いですが、挿し木は行いましょう。
挿し木は摘心した芽で行いますので、カットした芽を水の入ったコップに挿し、直射日光の当たらない場所において管理します。
2週間ほどたつと根が出るでしょうから、土に植えると良いです。
バジルの敵はアブラムシやハダニ、ヨトウムシ、ナメクジです。
そのままにしておくと、葉が食べられてしまうので見つけ次第、補殺しましょう。
こういった害虫にやられて、バジルがだめになってしまわないようにこまめにチェックしたほうが良いです。