妊娠中のママがサプリメントを摂取するのって大丈夫なの?
サプリメントはとるべきなのか
サプリメントは、日本人の生活には欠かせないものになってきました。
忙しい毎日を過ごしている中、不足してしまっている栄養素を補うということでは、とても便利なものです。
しかし、過剰摂取が問題になることもありますので、状況を考え摂取する必要もあるでしょう。
そんなサプリメントの摂取で、気を付けていかなければいけない状況として、妊娠中ということが挙げられます。
自分一人の体ではないということを考えると、サプリメントはとるべきかどうか悩むところでしょう。
安全か危険かわからない現状
妊娠中に足りない栄養を補うため、サプリメントを摂取することは有効です。
しかし、その反面で、控えなければいけないとされている話を聞くことも確かでしょう。
この違いはどこにあるのかということに気がつかなければいけません。
サプリメントを摂取するということは、本来食品で摂取するもの以外の栄養素を摂取することになります。
たとえば不足しがちな葉酸などを摂取することは、重要な意味を持ってくるでしょう。
その反面で、過剰摂取が危険とされているビタミン類もあったりすることを知らなければいけません。
ですが、こうした情報は、ほとんど開示されていません。
さらに、胎児に与える影響という大事なデータは十分ではないのが現状なのです。
サプリメントは医薬品ではないから安全であるというのは、あまりにも軽率でしょう。
品質や規格が管理されていないということになるのですから、過剰摂取や相互作用の危険性はわかっていない部分が多いのです。
なぜ、こうした問題になるのかといえば、臨床実験がほとんど行われていないからといえます。
実際に妊婦に対してこうした実験ができるのかといえば、倫理的にも許されることではないでしょう。
だからこそ、机上論だけで有効なのかという話が進んでいくのです。
専門家に相談してみる
妊娠中にサプリメントは危険かどうかは、はっきりとしません。
ですが、専門家であれば、食生活とサプリメントを比較し考えることはできます。
それができる人は、かかりつけの医師や薬剤師、管理栄養士という専門の職業に限られるでしょう。
不安があるときには、サプリメントを摂取するのではなく、こうしたサプリメントが有効なのかを相談することが重要なのです。
自分一人の体ではないのですから、よく考えて摂取して行くことが重要だといえるでしょう。